 天保五年(1834 年) 創業
 木桶の縁が床から一段飛び出しています。 |
一年を通しての工場見学受け入れ 宮醤油では一年を通して工場見学を受け入れています。そのために、木桶で天然醸造方式での醤油造りの現場を、いつでもお客様にご覧いただけるように衛生管理の行き届いた「見せられる場」の維持を徹底をしているそうです。
例えば、左写真から木桶が足場となる床から一段飛び出しているのがご覧いただけると思います。通常の醤油蔵は、桶の縁に合わせて床が張られるため、段差はありません。ところが、宮醤油では段差をつけることによって、諸味が床にこぼれることを防止し、床を常に清潔に保っています。
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 かずさむらさき 丸大豆醤油 100mlサイズ
 さしみ醤油 100mlサイズ
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 これも攪拌時に諸味の飛び散りを防ぐための工夫。
 蔵の屋根には長年にわたって棲みついている微生物がぎっしり。一朝一夕ではできない「蔵の精」と呼ばれるものです。

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理屈でなく美味しいと感じてもらいたい このように宮敬一郎専務はこう力強く語ります。「無添加」や「天然醸造」で安全そうだから買うというのではなく、この醤油が美味しいから、「これじゃなくてはだめだ!」といっていただきたい。だから、製法にはとことんこだわっているそうです。
現在の日本全体での醤油醸造方式は、大別すると「温醸方式」「適温醸造方式」「天然醸造方式」に分けられます。
温醸方式は醸造温度を積極的にコントロールし、醸造期間を短縮する方式です。そして、適温醸造方式は一年の温度変化を人工的に再現し、実際の季節とは関係なく1年かけて醸造する方式です。どちらも季節に関係なく1年中生産が可能なのが特徴です。
温醸方式は (1)製造期間が短い (2)資金の回転が早い (3)量産が可能 といったことから、主に安価な製品の製造方法として普及しています。
適温醸造方式は、天然醸造のよさを生かしつつ生産効率を上げることを目標に開発された方式ですが、設備が大規模になってしまうことから、主に大メーカーでしか採用されていません。
天然醸造方式は温度変化を自然に任せて醸造するため、1年のうち決まった期間しか作れません。そのため、桶の数・資金の点などから量産には向きませんが、出来た製品は一段と風味のあるものができます。宮醤油ではこの天然醸造方式で醤油を醸造しています。
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 天保十五年のいわゆる「決算書」です。 |
江戸時代の城下町・佐貫の地で170余年 宮醤油は醤油生産量が日本一である千葉県の中で、東京湾に突き出ている富津岬の南側にある富津市佐貫にあります。ここは古くは北条氏と里見氏が勢力争いを行なった古戦場で、江戸時代には対里見防衛ラインの一翼を担い、石高1万6000石という小大名ながら城があり城下町が形成されていました。四季の変化がはっきりし、海が近いため湿度が高く、また、良い湧水に恵まれている醤油造りに適した地であります。
毎年、全国醤油鑑評会が開催されますが、それに先駆けて行なわれる千葉県工業試験場主催の鑑評会で、特級出品銘柄12点の中で「秀」にランクされ、代表として毎回出品しております。第5回大会(昭和53年)と第24回大会(平成9年)、そして第29回大会(平成14年)に最優秀賞である農林水産大臣賞を受賞したほか、平成3年、平成4年、そして平成12年、平成13年に2番目の賞である食糧庁長官賞を受賞するなどしています。
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醤油造りは日々勉強です。 天然醸造方式にこだわる宮敬一郎専務。天然醸造方式での醤油造りは仕込から完成まで最低でも一年かかります。つまり、一通り経験するにに一年かかるということです。作業手順を覚えるのに数年、自分のものにするのに十数年。
「醤油造りで人間にできることは、あくまで微生物のサポートです。その世界は人間の知恵の及ぶところではないんです!」とも。その分、いい醤油ができた時の喜びは格別とのことです。
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