明治六年(1873年)創業
保坂正孝さん
ステンレス製の二重釜。お湯の力で醤油に熱を加えるのですが、大量生産ができないのが難点。
昔のラベルが出てきました。決してわざとではないであろう印刷のズレやアルファベットの使い方など、いかにも昔のラベル。ただ、色使いだったりパソコンレイアウトでは表現できないような文字感が魅力的。
建物に今も残されているブリキの看板。
茨城県筑西市(ちくせい)の久下田城(くげたじょう)跡すぐに上ホ醤油は位置し、明治六年(1873年)に初代保坂源太が創業。現在当主が六代目にあたります。
過去には造り酒屋2軒、醤油蔵2軒が存在し栄えた久下田宿ですが、今では上ホ醤油のみとなってしまいました。それでも、この地にこだわり、極上丸大豆を使った深い香味とまろやかなしょうゆ造りに専念しています。
これは昔に教授が教えてくれたことなんだけどね・・・と前置きをされて、「日本酒ってお神酒(おみき)ともいうでしょ?!三つの「き」が必要なんだ!・・・うれしき、たのしき、ありがたき。」
特に発酵するものは単に造ってはダメで、造り手の感謝と楽しさの感情はものづくりに反映されると思っている。
醤油の製造工程の最後に、「火入れ」という工程があります。絞った生の醤油に熱を加えて、微生物による発酵をストップさせ、味・香りを調える重要な工程なのですが、高温の蒸気を通らせて短時間で火入れを行うことが一般的なのです。
ところが、上ホ醤油の場合はお湯で火入れを行います。ちょうど、チョコレートを「湯せん」で温めて溶かすように、直接温度を加えるのではなくて、醤油をいれたタンクを水に浮かべ、その水を温めていくことによって、間接的に温度を上げていきます。
この方法は時間と手間がかかるために、大量に作ることができませんが、特にこの方法でじっくりつくられた「卵に醤油」は大変な好評ぶりです。
「塩分や醤油感が前に出すぎず、卵を生かすことが大切だと思っている。」とは保坂さんの言葉ですが、卵の生産者からよく言われるそうです。「これで食べるとうちの卵が美味しく感じる!」
醤油麹を、絞りたての生醤油でもう一度仕込み、2倍の原料と歳月をかけ熟成させた再仕込醤油です。他の醤油とはひと味ちがう、深い香味と塩味を感じさせない「まろやか」な味です。
茨城県の老舗醤油蔵がつくる「卵かけご飯」専用のだし醤油。本醸造醤油に厳選したかつお節とさば節のだしを加え調合した風味豊かな塩分を控えただししょうゆです。
卵かけご飯や納豆にはもちろんのこと、「ゆでたまご」にかけるのが保坂さんのお薦めとか。ゆで卵特有のパサパサ感が一切なくなり、これまた美味しくなるそうで!
以下のサイトが蔵元が運営するサイトです。
100ml醤油をきっかけに「この味好きだな!」と感じていただけましたら、是非、直接蔵元にお問い合わせ下さい。大きなサイズや、その他の醤油がラインナップされています。
上ホ醤油
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