第2回 木桶による発酵文化サミットin阪神

70人を超える「つくり手」が集まりました!

テーマは「木桶」。小豆島のヤマロク醤油から高さ2mの木桶が運ばれ、木桶にまつわる70人以上の「つくり手」が阪神梅田本店 1階の食祭テラスに集まりました。

醤油や味噌、ぽん酢などの木桶仕込みの商品を並べて、18の蔵元が講師を務めるワークショップも開催。そして、来場者と一緒に木桶づくりに欠かせない「芯」の製作も行いました。

会場は阪神梅田本店 1階の食祭テラス
顔写真を印刷しておいた紙に、来場したつくり手がコメントとサインを。50人の予定を超えて裏面にも掲載されていました。
右側に味噌、左奥に醤油。
醤油がずらりと10メートル。

日本各地のクラフト醤油が25種類

蔵元毎に解説パネルと醤油をセットで並べて、左から右にかけて濃厚な醤油になるように配置しました。そして、お揃いの黒のTシャツを着た蔵人が解説。自社以外の醤油もしっかり説明をしていました。

お揃いのKIOKEのTシャツ。
家族で参加の奈良県の井上本店と講談師の玉田玉秀斎さん。
開店前と閉店後に、よりよい説明をするための情報共有。
前回と比べてスペースを拡大したのが味噌コーナー。
14の蔵元の味噌を200gの小型サイズで展開しました。
味噌コーナーも賑わいました。
20種類の木桶仕込み醤油を使ったぽん酢。
木桶を使った楽しい食品が130アイテム以上。
菜香やさんのぬか漬け。
さばの缶詰やお煎餅。

18の蔵元による醤油と味噌の仕込みセミナー

醤油メーカー13社、味噌メーカー5社によるセミナー。麹と塩水を混ぜる等の仕込み作業をして、持ち帰って自宅で発酵と熟成をさせることで自分オリジナルの醤油や味噌を育てることができるプログラムです。

各回12名、全て満席に。
金芳醤油の奥田さんとミツル醤油の城さん。
ペットボトルに麹を入れて仕込み。持ち帰ってご自宅で発酵熟成をさせます。
岡本醤油の岡本さん親子。
最も盛り上がるのがこの作業。

木桶づくりに欠かせない芯づくり

「芯」の製作を来場者と一緒にしました。芯は木桶の周りを囲む竹箍(たけたが)の内側に入れることで竹箍のふっくらした綺麗なシルエットを保つと共に、木桶との隙間を埋めて密着させるために欠かせない部材です。

木桶の寿命である100~150年の間、ずっと役割を果たし続けるものです。今回つくった芯は小豆島に持ち帰り、実際の木桶づくりに活用する予定です。

掛け声をかけながら、来場者と蔵人が一体になって盛り上がる。

疲れるけど、みんな、笑顔に!

約6メートルの竹に荒縄を巻きつけていく作業。これが見た目以上に大変です。参加者が一列になって竹をひたすらに回し続けて、何十回、何百回になってくると腕がパンパンに。黙々と作業をすると辛いけど、皆で掛け声をかけながらすると楽しくなってくる。昨年は、自然と声をかけあってお祭りのような盛り上がりになりました。

講談師の旭堂南歩さんと桶職人の伊藤大輔さん。
来年も開催できることを願って。やったるで~、おっけ~!