醤油の知識

花の香りのパプリカ

洗ったあとのパプリカについた水を舐めたい我が家の“大先生”

花の香りのパプリカ

職人醤油のまたのみほです。

先日、食事の準備中に黄色のパプリカを切っていて、ちょっとつまみ食い。するとなんと、とーってもいいお花のような香りがしたのです。

調べてみると、この香りはパプリカに含まれる芳香成分によるものだそうです。特に黄色のパプリカは、しっかり熟して糖度が高くなるため、甘みだけでなく香りも豊かになる傾向があるとのこと。リナロールやゲラニオール、ノナラクトンといった成分が、まるで花のようなやわらかな香りを生み出してくれるそうです。

香りといえば、私たちの身近にある醤油にも300種類以上の香り成分が含まれていて、その中にはフルーティーな香りやナッツのような香り、時にはほんのりスモーキーな香りも含まれます。そして、醤油の原料や発酵の仕方によって個性豊かな香りが楽しめるのもまた、おもしろいところ。同じ醤油でも、調理する前と調理した後では印象が違ったりもします。

新しい醤油に出会ったときは、ぜひ香りにも意識を向けてみてください。きっと、これまで気づかなかった発見があるはずです。

黄色のパプリカを生で食べたらお花のような香りがしたことをChatGPTに伝えたら、「とても素敵な感性ですね」と褒められました!!それだけでちょっぴりごきげんな気分に。

日常の中でふとした香りや味に心を動かされる瞬間、大切にしたいなと思います。

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