醤油を楽しむレシピ集
なすとにしんの煮物

京都の定番おばんざい
京都のお母さんたちが代々愛し続けてきた、なすとにしんの煮物。とろとろに煮込まれたなすに、にしんの深い旨みがたっぷりしみ込んだ、心がほっとする家庭の味わいです。だしを取る手間は一切不要。にしんが自然なだしとなり、市販のだしの素では決して出せない奥深い味を生み出します。
ポイントは濃口醤油と再仕込醤油のダブル使い。濃口醤油のしっかりとした味わいに、再仕込醤油の豊かなコクが重なることで、ただの煮物じゃない特別感のある味に仕上がるんです。見た目はしっかりとした醤油色ながら、実際に食べてみると意外とやさしい味で、甘辛のバランスが絶妙。
これぞ京都のおばんざいという感じ。見た目もきれいだし、味もちゃんと計算されてるのに、なんだか懐かしくて安心する。そんな不思議な魅力がある一品です。
材料(4人分)
なす | 4~6本 |
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身欠きにしん(ソフト) | 2本 |
水 | 500ml |
醤油(濃口) | 大さじ3 |
醤油(再仕込) | 大さじ1 |
みりん | 大さじ2 |
砂糖 | 大さじ3 |
酒 | 大さじ2 |
しょうが | 適量 |
作り方
- 1 身欠きにしんを一口大に切り、熱湯にさっと通して、流水にあてながらウロコを取り除く
- 2 なすはヘタを切り落とし食べやすい大きさに切り、皮に細かく切り目を入れ、水にさらす
- 3 鍋に煮汁の材料を入れて煮立たせ、1を入れ、弱めの中火で10分ほど煮る
- 4 ②のナスの水気をよくふき、鍋に加える
- 5 なすが柔らかくなるまで煮たら、器に盛り、千切りにしたしょうがをのせる


合わせてもう一品
