醤油の知識
都道府県別の醤油の出荷量

千葉県が全体の37.6%
キッコーマン、ヤマサ醤油、ヒゲタ醤油など大手メーカーの集まる千葉県がトップ。全体の37.6%。次いで淡口醤油のヒガシマル醤油のある兵庫県が15.8%。この2県で半分以上を生産していることになります。
また、それ以降の都道府県にも群馬県の正田醤油、愛知県の盛田、イチビキ、サンビシ、香川県のマルキン、大分県のフンドーキン醤油、富士甚醤油、青森県のワダカン、三重県のヤマモリ、サンジルシ醸造など、規模の大きな有名メーカーが存在します。
都道府県別しょうゆ等出荷数量(2023年)
1 千葉 256,813 kl
2 兵庫 108,170 kl
3 群馬 44,365 kl
4 愛知 42,733 kl
5 香川 36,253 kl
6 大分 25,389 kl
7 青森 20,381 kl
8 三重 20,183 kl
9 北海道 17,062 kl
10 大阪 15,296 kl
11 福岡 14,982 kl
12 新潟 6,581 kl
13 熊本 6,325 kl
14 山梨 5,985 kl
15 鹿児島 5,260 kl
16 長崎 4,872 kl
17 静岡 4,196 kl
18 佐賀 3,921 kl
19 宮崎 3,812 kl
20 石川 3,434 kl
21 広島 3,324 kl
22 茨城 3,314 kl
23 埼玉 3,265 kl
24 山形 3,053 kl
25 福島 2,920 kl
26 島根 2,315 kl
27 山口 1,822 kl
28 岩手 1,742 kl
29 栃木 1,652 kl
30 宮城 1,525 kl
31 長野 1,465 kl
32 秋田 1,376 kl
33 岡山 1,319 kl
34 富山 1,251 kl
35 愛媛 1,194 kl
36 岐阜 1,052 kl
37 徳島 986 kl
38 福井 874 kl
39 奈良 699 kl
40 高知 429 kl
41 和歌山 375 kl
42 鳥取 353 kl
43 東京 347 kl
44 滋賀 344 kl
45 京都 265 kl
46 神奈川 66 kl
47 沖縄 0 kl
合 計 683,340 kl
*2023年/醤油の統計資料 2023年実績(しょうゆ情報センター)

醤油の種類
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素材を活かすNo.1選手
白醤油
淡口よりさらに淡い琥珀色の醤油。料理好きな方に高い人気。お吸い物や茶碗蒸しなどに。
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美しき京料理に必須
淡口醤油
西日本でお馴染みの淡い色の醤油。素材の彩りや出汁を活かしたい料理に。塩やレモン代わりにかけても。
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甘みをつけた地醤油
甘口醤油
九州や北陸などでは一般的な存在。海沿いの地域ほど甘みが強かったり、それぞれの土地に根ざした醤油。
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幅広く使える万能醤油
濃口醤油
一般的な醤油で流通量の8割はこれ。新鮮なものは綺麗な赤褐色で、北海道から沖縄まで各地で生産。
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濃厚なうま味とコク
再仕込醤油
熟成期間の長い濃厚な醤油。味と香りのバランスがよく、刺身やステーキにまずお試しいただきたい。
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濃厚さとうま味はNo.1
溜醤油
大豆を多く、仕込水を少なくし、うま味を凝縮。ハマる方はとことん好きになっていただける醤油。
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醤油のつくり方
-
1
原料処理
カチカチの材料をほくほくにしたり、溶かすことで、菌が材料を醸し、美味しさに変化しやすいようにします。
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2
麹づくり
醤油づくりで一番重要視されている工程です。種麹を原材料に混ぜて、麹菌を繁殖させることで酵素を生み出します。
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3
塩水
麹に塩水を加えて諸味をつくります。塩分濃度を高めることで雑菌から守り長い発酵熟成の時を迎えます。
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4
諸味
ゆっくりと乳酸菌や酵母菌が大豆や小麦を醸します。どろどろの味噌のような状態で、半年~三年の時を過ごします。
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5
圧搾・火入れ
諸味を布に入れて、圧力をかけて圧搾し、火入れとろ過をします。殺菌と香りを引き立てる火入れも技術が必要です。
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6
完成
ビン詰めされてラベルを貼ってようやく完成。長いものだと原料処理から二~三年かけて醤油になります。
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