桶を補強する鉄のワイヤー
                  竹箍の代わりに使われます。
桶の周りをとめる鉄製の細くて長い棒です。修繕の時に使われたり、新桶をつくる時の仮止めの道具として使われます。
円形にしてボルトで締めるため調整は容易ですが、醤油や味噌の塩分で腐食が進んでしまいます。耐久年数は短く定期的なメンテナンスが必要になります。
                  竹なら百年以上大丈夫だけど
竹箍の場合は塩分による腐食がないので百年以上耐えることができます。ただ、ゆるくなってしまった場合の対応ができないのが難点。
新しい箍を入れるためには桶そのものを移動させる必要があるのですが、その対応ができない場合は鉄製のワイヤーで補強することが多いようです。
腐食から守るために亜鉛のメッキをしてビニールテープなどを巻くとよいと言われています。
                  
                  木槽タンクの場合はワイヤーが使われます。
円柱状の木槽タンクの場合は、側面に曲線がないため竹箍を入れることができません。そのため、ワイヤーを締めていくことがメインになり、容量を大きくすることが可能になっています。