醤油の知識

033|仕込み2本目の準備

仕込み2本目の準備 年が明けて、2本目の仕込みの準備をしました。 準備と言っても12月まで仕込みをやっていたので、そんなにやることはありません。 しかし、ちょっと手間なのが木桶の清掃。 中に入ってデッキブラシでガリガリ洗い、汚れた水をちりとりですくって バケツに移して外に捨てる。 そして、また綺麗な水を入れて洗い… と、十数回も延々と繰り返します。 洗っても、洗っても汚れが出るし、ちりとりで水をすくうのもかなり地道な作業。 一人でやると、蛇口を開けるのに何度も登ったり降りたりを繰り返すため、作業性が かなり悪い。



溜めた水は出麹の前日にぬいて、出麹1回分の塩水を入れました。

城 慶典 (ミツル醤油醸造元)

1984年生まれの醤油職人。
高校生の時に自社での醤油醸造の復活を志して東京農業大学 醸造科学科に入学。入学後、「学校に通っているだけでは自分の求めるものは得られない。」ということに気づき、伝統的製法による醤油造りを続けられている醤油蔵を探し、卒業までに7つの醤油蔵で短期間の研修を受け入れて頂く。卒業後、岡本醤油醸造場にて一年間の研修。その後、JFCS(ジャパン・フードコーディネーター・スクール)で一年間学び2009年6月より、実家であるミツル醤油へ入社。2009年11月 夢である醤油造りの復活と、地元・糸島を全国に発信したい。という思いをリンクさせ具現化する、社内別ブランド「itosima terroir」(イトシマ テロワール)をスタート。

ミツル醤油醸造元