醤油の知識
梅しょうゆって何ですか?梅の味がするの?

質問:梅しょうゆって何ですか?
回答:職人醤油の「もーり」です。いまは愛知で子育て真っ最中の、元・職人醤油スタッフが大好きだった「梅しょうゆ」。 梅の風味をダイレクトに味わえるので、梅好きにはたまらない一本です。
原材料は、赤梅酢・醤油・みりんだけのシンプルさ。醤油は、大豆・小麦・塩まですべて国産にこだわった長野県・大久保醸造の「小大のひしお」を使用。赤梅酢は、無農薬・無化学肥料で育てた和歌山県産の龍神梅から作った梅酢に、紫蘇を漬け込んだものです。まろやかで香り高い醤油に、コクのある酸味がちょうどよく合わさり、しょっぱすぎず酸っぱすぎず、しっかり香りまで楽しめます。

「Kinki Kidsのブンブブーン」という番組でも【ご飯に合わせたい醤油】として紹介されていて、温かいご飯にそのまま「梅しょうゆ」をかけるだけで、梅の風味が存分に感じられます。さらに、かつお節と合わせてからご飯にのせれば、香りがより引き立って、おにぎりの具にもぴったり。


私のイチオシの使い方は、豚しゃぶにかけること。 ぽん酢と違ってだしが入っていないぶん、醤油のうま味が豚肉の甘みをしっかり引き立てて、まろやかな酸味でさっぱり仕上がります。梅もおいしいし、豚肉もおいしい!同じ売場にいらしたお肉屋の店長さんにも「これはいい!」と太鼓判を押してもらったんですよ。 ほかにもオリーブオイルと合わせてサラダにかけたり、ごま油と合わせて冷やし中華のたれにしたり、塩ラーメンの味変に使ったりと、幅広く活躍しますよ。
19.梅しょうゆ100ml(大久保醸造店)
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醤油の種類
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醤油のつくり方
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1
原料処理
カチカチの材料をほくほくにしたり、溶かすことで、菌が材料を醸し、美味しさに変化しやすいようにします。
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2
麹づくり
醤油づくりで一番重要視されている工程です。種麹を原材料に混ぜて、麹菌を繁殖させることで酵素を生み出します。
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3
塩水
麹に塩水を加えて諸味をつくります。塩分濃度を高めることで雑菌から守り長い発酵熟成の時を迎えます。
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4
諸味
ゆっくりと乳酸菌や酵母菌が大豆や小麦を醸します。どろどろの味噌のような状態で、半年~三年の時を過ごします。
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5
圧搾・火入れ
諸味を布に入れて、圧力をかけて圧搾し、火入れとろ過をします。殺菌と香りを引き立てる火入れも技術が必要です。
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6
完成
ビン詰めされてラベルを貼ってようやく完成。長いものだと原料処理から二~三年かけて醤油になります。
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