醤油を楽しむレシピ集
小満
2024年5月20日
小満とは、いろいろな生き物の命が次第にみちみちていくころ。草花も、動物も人も、日の光を浴びてきらきらと輝きます。また、秋にまいた麦の穂が付くころで安心する(少し満足する)という意味もあるそうです。
長芋
雪解け後の4~5月に収穫されるものは「春堀り」と呼ばれ、うまみや成分が凝縮された濃厚な味。
今回つかったのは「ネバリスター」という長芋×山芋の交配種。普通のものよりも甘みがつよく、おいしい。山芋のきれいな色を活かすには、やっぱり淡口です。
新じゃが
5~6月の新じゃがはみずみずしく皮が薄いので皮ごと食べられます。火の通りも早く、ホクホクとした食感が楽しめます。
定番の肉じゃがですが、この時期はせっかくなので皮ごと肉じゃがに。仕上げに再仕込み醤油を加えると味にコクがでます。
イサキ
イサキは東京での呼び名。「斑紋の目立つ魚」という意味があるそう。旬は5~8月で、夏に向けるにつれ脂がのり食べごろに。
梅干しがアクセントになり、身もふっくら。「梅しょうゆ」でさらに梅の風味を際立たせます。下味をつけたイサキは焦げやすいので気をつけて。
もずく
旬は4~6月。1年中スーパーで売られているのであまり実感はわきませんが、旬を過ぎ、夏になると枯れてしまう海藻。
すっきりとしたものが食べたい時にもってこいな一品。甘口の醤油を酢と合わせ、まろやかで食べやすい味に仕上げます。
そら豆
さやが空を仰ぐように上に伸びることからこの名がついたといわれます。旬は3日と言われるほど鮮度落ちが早いので、買ったら早く料理しましょう。
プチトマトやうどと合わせ、見た目も美しいサラダに。そら豆に小さな切れ込みを入れることで、ゆであがった時に皮がむきやすくなります。